2018年11月14日水曜日

永年のブランドが静かに暴走して行く時!その4




永年のブランドが静かに暴走して行く時!その4

またまた前回に引き続き、
ここでは抽象的な言葉でしか表現出来ませんが、

そもそもブランドというものは、
創始者のイメージも含め、
それに携わる人間達の熱い情熱と、
モチベーションを含めた
気持ちが作り出したモノなので御座います。

その4で御座います!

製品を選ぶのは
最終的にはエンドユーザーとしてのお客様であり、
決めるのはブランド側 製造メーカーでも、
輸入代理店側の勝手な都合でも御座いません!

鉄の掟と呼ばれるメーカー都合の世界基準。

新しいお取り引き条件に基づく
色々なルールについていけない店舗は、
競争社会のチキンレースから、
仲間外れにされ脱落して行きます!

大きな転換期を迎えこのメーカーの造る製品デザインも、
コンセプトも方向性も含めて大きく変化しました!

新しい製品は今までの雰囲気が
残されていればまだ良いのですが、
新興宗教にも似た急激なセルアウトルールの変更で、
記号やシンボルそしてブランドネームは
辛うじて同じであってもらしさが無くなりました!
デザインやディティールが、
今までとは比べモノにならないくらい大きく変わったのです!

これはこれで良い意味での、
革新な訳で御座いますから、
モチロン文句はありません!

実際に選ばれるのは
エンドユーザーと呼ばれるお客様であり、
最終的には手に入れられる方の
自由意志なので御座います。

そのエンドユーザーさまが
選ぶハズの自由意志を通り越して、
販売実績つまりはセルアウトルールとして、
年間45本以上販売しない場合は、
取引停止扱いなんですと脅しを
掛けて来るのですから全く呆れます!

ブランドが世に送り出す新製品が、
飛ぶ鳥を落とすような人気と勢いで、
爆発的に売れている状況ならこれまたイザ知らず!

これも歴史の含みで、
お付き合い上 仕方の無い事なんだと、
多少の割り切りと気持ち的にも諦めが着きますが、
販売店側が本来求めているのは売れる主力柱なので御座います!

全然自発的に売れないような、
馴染みの薄いような微妙なデザインで、
販売店側サイドの長期不良在庫にでもなったら、
その先は一体どうするおつもりなんでしょうか?

そんなこと関係無く 押し売りでもして、
45本のノルマを達成させるしか残された道は御座いません!

これって深く考えたら、
非常に恐ろしい押し売りであり、
商売的には負の連鎖反応しか引き起こし兼ねません!
お世辞にも気持ちの良いお買い物が、
ゆっくりと出来るような環境では御座いません!

販売員の目付きは獲物を狙うハンターと変貌し、
何が何でも製品を買って貰わなければ困るという態度に繋がります!

あたり前ですが 売れない商品が店頭在庫の回転率を下げ、
さらには長期不良在庫でキャッシュフローがどんどんと下がります!
やがては資金圧迫に拍車を掛けて行くプロセスの始まりなのです。
まさに負の連鎖スタイルの兆候なんだと判断されます!

勢い良く売れていた商材であれば、
この強制押し売りスタイルでも暫くは歯車が廻ります!
でも人気が出ずに停滞して動きが無いのに無理矢理にも、
大量在庫を販売店側へと押し付けられたらその後の流れはどうなるのでしょう?

資金力の潤沢にある大型店舗でなければ、
決して成り立たないような自動発送補填方式の弊害で御座います。
本社の戦略的な展開かは知りませんが、このブランドは、
世界的に販売店を絞り、数を減らして行くとも公言されております!

遅かれ早かれ堕落する不幸のスパイラル!
脱落チキンレースシステムの採用でしかありません!

2018年〜2019年での、
中規模販売店 脱退グループが、
加速的に増えて行くのはもう避けられません。

全国の販売店に売れない商材を、
強制的に卸す魔の商品自動発送システムの構築。

取引先の経済状況や、
仕入れ都合なんてのはこれまた一切考えずに、
自分都合の論理と勝手な条件ルールの掟でグイグイと押して来ます!

モチロン販売店側が条件ルールを守れない場合は、
伝家の宝刀 十八番 取引継続 お取り引き停止としての脅しが、
担当者からお話で告げられるという流れで仕掛けられて行きます!

まさに独禁法違反のオンパレードで御座います!

メーカー主導型での殿様的な振る舞い!
優位的な立場での乱用には本当に困りました。

在庫のストックバリエーションも、
地域の回転率には見合わないくらい異常な品揃えを強要されます。
これぞ一方的な条件の押しつけ納入なので御座います。
しかもスグには売れないような商材での在庫過多経営に突入なのです。

疲弊し脱落させる為に仕掛けられた排除チキンレース!

これでは元気で健康的な販売店も、
数年単位で体力を消耗させて疲弊してしまうコトでしょう!

素晴らしきブランド製品を扱わせてやっているのだから、
その代わりこちら側が提案する最低条件とルールを無条件に呑め!
と上から目線でそう高圧的に言われているのと全く同じ取引内容と同じなのです!

ブランドとは本来は売れるような、
仕掛けを考えて行く販売組織で御座います!
商材の開発を怠り、旬から外れ、意味不明な方向性へと傾き、
自画自賛ブランドとまでは行きませんが、
自己陶酔型の都合の良いルールで強要されるまでになりました。

折角日本独自の素晴らしい文化を永年構築して来られたのに!
非常に残念でなりません。早い段階でこの現実に目を覚まして頂き、
本来の普通のお取り引き環境に戻してもらいたいくらいです!


Toshifumi  Kako  






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