2018年11月19日月曜日

永年のブランドが静かに暴走して行く時!その5




永年のブランドが静かに暴走して行く時!その5

またまた前回に引き続き、
ここでは抽象的な言葉でしか表現出来ませんが、

そもそもブランドというものは、
創始者のイメージも含め、
それに携わる人間達の熱い情熱と、
モチベーションを含めた
気持ちが作り出したモノなので御座います。


シリーズ その5で御座います!


新しいコンセプトやデザインが、
期待していた本来の流れとは、
大きく違った場合の経済的なリスクを考える!

簡単に考えて新しいデザインが誕生したとき、
魅力的な製品があるのか無いのか?
それが大きな問題点と分岐点で御座います。

黙ってても自然と売れて行くような、
魅力溢れる製品なら多少の無理な仕入れをしても、
最終的には綺麗に結果が伴い歯車はそれなりに廻ります!

逆に鳴かず飛ばずの鶏では御座いませんが、
積極的な販売員の接客努力も虚しく、
時間を掛けても顧客には本質的な部分が受け入れて貰えずに、
実売にまで辿り着けない魅力の薄いようなブランド製品では、
お世辞にも安定した商売継続は出来ません。
当たり前ですがそれは時間の問題で非常に難しくなります!

今までの人気があった、
既存製品の残りは多少の動きはあるでしょう!
でも生産が終了してもう製造ラインから外されているのだとしたら、
これも残念ながら枯渇して時間の問題で、
魅力ある製品品揃えからは消えて行きます!

新しいルール そして秩序の弊害。
 
新しい指導者はモノゴトの本質を深い部分で見抜けているのか?
脚光を浴びるも、その販売推移としての実績が伴わない危険性。

だれもがこれは上手く行くと、
確信しているような出来事であったとしても、
投下資金で潤沢な体力や資金があったとしても、
センスが伝わらずに全体的に流れや動きが無くなれば、
それは負の資産としての単なるコレクション陳列なので御座います!

老舗ブランドが陥る危険な兆候。

時代が変わった時、本社機能の根本的な衰退。

うまく老舗ブランドの内部切り替えが出来ているのか?
テコ入れを含めた経営陣やグループ内部の世代交代ができず、
永年有名だったハズの老舗メーカーが力尽きる事は良くあります!

ワンマンで傲慢な陣頭指揮は、
企業存続には命取りとなる致命傷的なケースも御座います。

誰もがそれくらいは知っていると思われますが、
永い歴史に対しての大幅はブランドイメージ改革は、
そこに働く人的なエネルギーも含めて、
雰囲気やデザインイメージとしてのらしさの継続と、
本質的な切り替えが非常に難しいものと思われます!

永年愛されて来たブランド名はそのまま継続されても、
歴史を背負ったブランドデザインが新しく生まれ変わる瞬間。
今までとはまるで違うコンセプトと雰囲気なのは、
第三者さまにはこれまた大きな裏切り行為と同じに受け取られます!

賛否両論はこれは仕方が御座いませんが、
売れないのであればそれはまた別問題なので御座います!

単一ブランド依存での中心的単独契約取引きの恐ろしさ!

販売店の歴史もそうですが取扱いブランド依存で、
単独ブランド1社の雰囲気だけで頑張って来た場合、
同じく切り換えは経営者が思っているほどそう簡単ではありません!

そして一番大切なのは全体のモチベーション維持なので御座います!
販売店や流通ルートを正しく統率しきれていない自分都合の環境で、
独自に造り上げた強制的な取引条件ルールで徹底的に縛る取引の危険性。

新しい規約と販売方式の改革を狙った一手が、
逆に取り返しのつかないような大きな仇となり、
最悪なルール変更で今まで協力してくれていた、
数多くの販売店のモチベーション全体を低下させてしまう危険性で御座います。

こんなのやってられるかとか!ここまで無理して、
自分達にはなんの恩恵やらメリットがあるのだろうか?
数年後には余計にルールを厳しくされて無意味な条件や、
暗に仄めかすような脅しにも近いような、
チキンレースからやがては脱落されて終わる流れ!

これは誰もが既に気が付いておられるでしょうが、
仲間に対する企業としての礼儀ではありません!

これは個人の努力やモチベーションレベルでは簡単に埋められるような、
そんな生易しい条件ルールの変更ではありません!
時代にそぐわないような微妙なデザイン、
そしてコンセプトの感じられないような遠いテーマ!
微妙に魅力が伝わらないような売れないモノを無理して売れば、
それは遅かれ早かれ在庫過多になり回転率を大きく下げてしまいます!

そしてノルマ45本という呪いのセルアウトルールが、
拍車を掛けて販売店が抱えている経済的な問題を大きく悪化させて行きます!
負の連鎖反応を冷静にジャッジ出来るうちが花で御座います!


Toshifumi  Kako  











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