このCB750カフェの構造的な説明を少々させて頂きたいと思います。
当時のRCB1000風にデザインされたエクステリアパッケージを漂わせる外見に、
ホワイトハウスさんでは最先端の素材を上品に気付かれない程度に
そして雰囲気を壊さずにアナログチックに採用させてあるところが憎いと思いました。
2つの丸いテールレンズは70年代のデザインで巧く処理されています。
決して便利だからといって宇宙人的な機能優先レイアウトでは構成させておりません。
一見このアナログ風のテールレンズテイストですが、実はとんでもなく面倒臭く、
普通の感覚ではここまでキッチリと造り込む事が出来ないのが現状です。
この2個のレンズを固定させるアルミの座台から作り込んで行かなければなりません。
固定方法もいい加減ではこのような造形美の大きさをデザインとして処理出来ません。
メーカープロトタイプ試作品の如き完成度の高さです。
局部を普通に見ているだけではその魅力や奥深さまでは判りませんが、
自分でこのレベルまで製品を作り込んでみろ!
と云われてもなかなか思いつきや流用では簡単には出来る領域ではありません。
これが専用設計として存在する企画パーツの隙のない完成度なのかも知れません。
カーボンテールカウルの大きさに合わせた絶妙なるレイアウトです。
次回はCB750カフェ アルミタンク廻りの細かな説明をさせて頂きたく思います。
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