

小さな小型コンパクトカメラでお馴染みのSIGMA DP1Sにて撮影です。
レンズは埋め込み固定のシングルフォーカス16,6mmですから、
約25mm~28mm相当の画角かと思われます。広角レンズとまでは行きませんが、
撮影するアングルや視点の位置を少し変えるだけで、
目で視た感覚から少し違うような遠近感や湾曲の微妙なるラインが、
それほど違和感の無い程度でやわらかく変化致します。
また色彩表現力が自然な色合いですから、
赤や青や黄色の色鮮やかなる被写体を撮影する時に、
この小型兵器と呼ばれるSIGMA DP1Sは効果を発揮させてくれるのかも知れません。
キャンディールビーレッド風の金属タンクが妖艶な透明感で色濃く撮影出来ました。
少年の頃に眺めていた視線の高さというものが存在していたように思います。
あの当時はバイクが巨大な機械の集合体だったイメージをハッキリと覚えています。
普通の一眼デジタルカメラで標準レンズ50mm相当の画角から、
今の時代の身長と視線の高さから普通に撮影すると、
バイクという存在はなんでもないような大きさに見えますが、
1メートルくらいのアングルで世界を覗くと、
錯覚かも知れませんが、当時の昭和の構図が見えて来るように思えました。