2013年8月25日日曜日

85mm 50mm 35mm 単焦点シングルフォーカスレンズの泥沼。









泥沼領域 マニュアルフォーカスの単焦点レンズ達

社外製品、オートフォーカス不能、単焦点構造、
高額で微妙な価格帯、品薄状態で入庫薄品、
面倒臭さのオンパレードでもあるこれらのキーワードですが、
利点は金属感溢れるその存在感、描写力、周辺落ちの光量の自然なボケ具合、
適正な範囲でのピント合わせのこれまた微妙な難しさ、
失敗の確率が5倍程度も増える大きな面倒臭さと扱い辛さ、
満足感とはもしかしたら小さな不満の連続で遠い向こう側にこそ、
シンプルに転がっているのかも知れません。


NikonD3S
Carl Zeiss PlanarT* 1,4/85 ZF.2 F2 ISO 200


 NikonD3S
Carl Zeiss Makro PlanarT* 2/50 ZF.2 F2 ISO 200
 Photo by Toshifumi Kako


































































2013年8月12日月曜日

FUJIFILM X-M1 単焦点27mm薄型レンズの組み合わせ!その2











適度に不便で扱い辛いかも知れないけれど小型で洗練されたシンプルさを求めて!



この箱はFUJIFILMのX-M1 ダブルレンズKITで御座います。
Xマウントのズームレンズ16-50mmの広角から標準までをカバーする入門編レンズが1本、
それからシングルフォーカス27mmの単焦点域を楽しめるF2,8のパンケーキレンズが1本、
この2本のレンズが箱入り同梱されたお手軽レンズKITでの入手でした。
小型コンパクトで高性能という言葉に弱く大きなカメラボディーでは引き出せない小型化の魅力。
心臓部はX-PRO1譲りの1600万画素相当が詰め込まれレンズの抜けの良さと透明度で勝負。
造形的にも非常に優れた造り込みの良さは当たり前で、
交換レンズの最終地点には社外カールツアイス社製のXマウント専用レンズまで選べる始末。
このカメラのポテンシャルと可能性はここまで来たらもう徹底的に使ってみる価値ありと判断。


加古 俊文



































































2013年8月11日日曜日

FUJIFILM X-M1 単焦点27mm薄型レンズの組み合わせ!





最近の富士フィルムのXシリーズは目が放せません。

危険なデジカメの微妙な隙間を上手に泳ぐFUJIFILMの戦略。
ストライクゾーンではなく変化球で攻めて来るこのXシリーズ攻撃。
最初はNikonマウントがそのまま活かせるD200ベースのS5 PROに始まり、
本格的な心臓部が組み込まれたレンジファインダー風のX PRO 1を入手。
このカメラは操作感も含めて構造的に苦手で面倒なファンクション機能が多過ぎでした。
撮影画像は映画のワンシーンに近いくらい美しく申し分の無い完璧な仕上がり具合。
120点近くのお気に入りの画質クオリティーなのに毎度毎度機材を触り、
シャッター音の余韻やら関係の無い不満点が重なり操作する悦びを感じられずに売却。
売却と言っても甲斐総店長に交換レンズ全部を含め全てプレゼントしてしまいました。
撮影された画質の素晴らしさやレンズとの相性の良さを理解出来ても、
日々触り続ける機材とのフィーリングやその本質的な相性が合わなければそれは無理。

手放してその後、ある程度の時間が過ぎ小型薄型コンパクトなXF-1を入手しました。
連写もピントも素早く携帯性に優れる高性能コンパクトデジカメです。
でも画質的にはあたり前ですが当時のX-PRO1とは雲泥の違いだったです。
操作性に不満は無くデザイン性と扱い易さは合格ラインですから金額の割には優秀です。
これはこれでアリかな?と思いつつもNikonD3SとSIGMAのDP2Merrillの間に挟まれ、
勿体無いけれど一番画質的には中途半端な存在に追いやられ活躍の場を失う結果に、
その後がFUJIFILM  X20の発売で思わず心トキメキ XF-1をそのまま保ちながら、
改良を重ねた後継機モデルの小型コンパクトの世界に飛びつきました。

それでもX-PRO1とは微妙に比較にならない割と綺麗な部類の無難な美しさ!
やはり内蔵ズームレンズの世界ではX-20は、ここまでが限界かな?

と諦めつつも、XF-1は19歳の娘に適当にプレゼントでしたが全然興味を示さずオブジェ扱い。
そんなこんなで待望の小型コンパクトスパイカメラのX-M1の登場でした。
心臓部も高画質クオリティーのX-PRO1と同等のセンサーが押し込められているのだとしたら、
待ち望んでいた単焦点小型レンズとの組み合わせで楽しめる小型版のX-PRO1もどき、
ある意味趣味の世界は奥深く根本治療不能な精神的な収集病になってしまいました。


加古  俊文

富士フイルム X-M1 ダブルレンズキット


「X-Trans CMOS」
センサーを搭載し
コンパクトボディで
フルサイズセンサー搭載機に
匹敵する高画質を実現

一般的なコンパクトデジタルカメラの約13倍
(※1/2.3 型センサーとの比較)の面積を持つ
独自開発のAPS-C サイズ「X-Trans CMOS」センサー
(1630 万画素、ローパスフィルターレス)を搭載し、
コンパクトボディでフルサイズセンサー搭載機に匹敵する
高画質を実現。光量の少ない夜景や室内など
高感度撮影 が必要なシーンでも、
驚くほどノイズの少ないクリアな画像が得られます。
抜けるような空の青色、鮮やかな夕日の赤色や、
温かみのある人肌など、銀塩フィル ムの開発で培った
画質設計技術により富士フイルム独自の
美しい色再現を実現しています。

片手で直感的に素早く操作可能!
簡単に高画質撮影が楽しめる
さまざまな撮影モードを素早く設定できる
「モードダイヤル」を搭載。
「アドバンストSRオート」では、
シーンに合わせた最適な撮影条件を
カメラが自動で設 定するため、
簡単に高画質な写真を撮影可能です。
快適な操作性を追及し、操作ボタンやダイヤルを
カメラの背面右側に集約しました。
親指1 本で絞り・シャッタースピード・
露出補正などを調節でき、
片手で直感的に素早く操作することができます。

高品位な質感のボディに高精細チルト式液晶モニター、
Wi-Fi 通信、内蔵フラッシュなど多彩な機能を搭載
ボディは「FUJIFILM X-Pro1」、
「FUJIFILM X-E1」のクラシカルで高品位なデザインを継承。
高精細92万ドット液晶モニター、Wi-Fi 通信、
内蔵フラッシュなど多彩な機能を搭載しながら、
約330g(※付属バッテリー、メモリーカードを含む)と
小型・軽量化を実現しました。液晶モニター は
角度を上下に調節できるチルト式を採用し、
自由なアングルでの撮影が可能です。

撮影画像をスマートフォンやタブレット端末に
無線LAN 通信で簡単に送信できる
「スマートフォン送信」機能を「Xシリーズ」で初めて搭載。
「Xシリーズ」ならではの高画質な画像をSNSへアップしたり、
友達と 共有するなど、写真の楽しみ方が広がります。
Wi-Fi通信に対応したことで、カメラ内のデータを簡単に
パソコンにバックアップすることが可能です。
内蔵 フラッシュには、シーンに合わせて光量を自動で
制御する高精度「スーパーi フラッシュ」を搭載しています。
Android スマートフォンやタブレット端末、iPhone/iPad。

フルハイビジョン動画撮影機能
高精細なフルハイビジョン動画
(30コマ/秒)を撮影可能。モノクロなど
「フィルムシミュレーション」の色彩表現や、
大型センサーと小さい絞り値を生かした
美しいボケ味なども表現できます。
内蔵ステレオマイクロホンで、
臨場感のある音を記録することが可能です。

【キットレンズ】
広角24mmからの小型・軽量な標準ズームレンズ
「フジノンレンズ XC16-50mmF3.5-5.6 OIS」は、
3枚の非球面レンズと1枚のED レンズを含む
10群12枚のオールガラス製レンズです。
7枚円形絞り羽根を採用し、1/3ステップ(全17段)での
細かな露出コントロールも可能です。 
フォーカスレンズの軽量化と高精度モーターの採用により
高速AF を実現。光学式手ブレ補正機能を搭載し、
手持ち撮影時の手ブレを抑えます。

・薄型で携帯性に優れた41mm単焦点レンズ
画面周辺まで高い解像感を実現し、
幅広いシーンで手軽に高画質な撮影が楽しめます。

デジカメシリーズ FUJIFILM X
有効画素数 1630万画素
その他 付属品:充電式バッテリーNP-W126
(リチウムイオンタイプ)、
バッテリーチャージャーBC-W126、
ショルダーストラップ、ボディー キャップ、
CD-ROM(画像ビュアーソフト、RAW現像ソフトなど)、
使用説明書、保証書一式
撮像素子サイズ 23.6×15.6
液晶サイズ 3型 
チルト式TFTカラー液晶モニター、
約92万ドット(視野率約100%)
対応メディア(メモリーカード) SDXCカード
SDHCカード
SDカード
手ブレ補正機能 無 
手ブレ補正機能付きレンズで対応
顔認識 有
連写機能 有
連続撮影速度 5.6コマ/秒 
JPEG記録時連続30コマ
最低撮影感度 200 
最高撮影感度 6400 
内蔵ストロボ 有 
手動ポップアップ式 
スーパーiフラッシュ 
ガイドナンバー:
約7(ISO200・m)
外部ストロボ 対応
TTLフラッシュ対応
リモコン/レリーズ 対応 
別売:RR-90
ファインダー 無
HDMI端子 有 
HDMI Mini端子(Type C)
防水ハウジング 無
アルカリ乾電池 非対応
言語表示 日本語のみ
電源 リチウムイオンバッテリー 
NP-W126
標準撮影可能枚数 350枚
重量 330g ※ボディのみ。
付属バッテリー、メモリーカード含む。
幅 116.9mm
高さ 66.5mm
奥行き 39mm
ライブビュー機能 有
シャッタースピード 1/4000
記録画像形式 JPEG
RAW
RAW+JPEG
DPOF
ダスト除去機能(ダストリダクション) 有 
圧電素子による超音波方式
マウント 富士フイルムXマウント
防塵・防滴機能 無






2013年8月5日月曜日

50mm単焦点Macro にハマっております。NikonD3S







足が動かせない時は手を動かせ!
ということで反対側の指先が大活躍。

単焦点レンズ50mmマクロで最近楽しんでおります。
あえて開放側F2,0で周辺光量落ちの暗〜い雰囲気で楽しんでおります。
被写界深度が比較的浅く暗めのローキーチックな絵が個人的には好きです。
明る過ぎる説明カタログ写真のようなハイキー調なトーンよりも、
暗闇の中にぼんやりとその存在感を映し出すような、
陰影の深き絵が微妙にお気に入りという事です。
映画のワンシーンのような静かな空気感とでも表現しましょうか、
適当に撮影した普通の景色の中にも新鮮な構図とピントを発見したりします。
カメラとレンズ、シンプルで面倒臭い複雑な世界にこそ面白さは隠されているのかも?

加古 俊文