2008年10月8日水曜日

RC-42型空冷4気筒マシンの存在感。



冷静に このホンダの空冷4気筒マシン「RC-42型」CB750を考えて見ると,
滲み出る素晴らしさとその製品に対する周りの評価が一致しないのです。
エンジンに火を入れて運転してみると、
気持ちよさと必要充分にして快適なパワーがしっかりと得られます。
熱すぎずさりとて冷たすぎない本当に適度なお風呂の湯温に浸かっているような
これまた絶妙なる居心地が味わえるバランスの良さでもあります。

満足感はこれほどまでに大きいのに
何故か少しだけ地味な存在に思われてしまうのかも知れません。
空冷4気筒マシンCB750の完成度、
下から上までキチンと廻る優秀なるエンジン。
大きすぎず小さすぎない纏まった車体骨格としてのパッケージバランスの良さ、
非の打ち所が無いくらいに素晴らしいポイントや各部の良さがこれほど多いのに
外からこのCB750を見ていると何故か少しだけ遠い存在に思えてしまうのです。

ドップリ魅力に気が付くのは手に入れた人であればこれまた当然ですが、
これからお探しの方達には購入候補に挙がりにくい何かが存在していると思います。
選択車種のバリエーションとカテゴリー環境が増えた事と、
排気量に対しての可能性が違うジャンルに流れてしまうのかも知れません。

それはクルマに喩えるのであれば、
タクシーとして使用されている優秀なるブランド、
クラウンに少しだけ似ているのかも知れません。
自動車学校でこのクラウンを教習車として数多く採用しているケースも御座います。

もしかするともしかして!身近に数多く存在しすぎていて各部が素晴らしすぎると、
逆に有り難みや本当の魅力がオブラートとなって味すら見えて来ないのかも知れませんね!
値段が高く人気が集中しているからといって必ずしも素晴らしい車種とは限りません。
乗ってみて味わってみて、はじめてその造り込みの良さや魅力に気が付く事も御座います。
CB750  RC-42型は素晴らしき名車だとつくずく私はそう思います。



















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