2014年5月27日火曜日

AFF3 デザインの世界 本当に欲しいものは自分たちでカスタムして造る!TCM















AFF3 mechanical Tokyo
2014年05月27日 火曜日


モントレソルマーレの中村氏が昨日月曜日にAFF-3へご来店。
AFF3 オリジナルデザインのTCM社製 機械式腕時計の発案です。

2013年の構想から早1年が経過した事になります。
この日は製品文字盤のデザインに変更についての打ち合わせでした。
試作品としての初期デザイン原型プロトタイプは全部で4種でした。


ありそうでなかなか無いのがシンプルで洗練された大人の時計。
足し算ではなくこの場合は潔く大胆な引き算で削り込む、
あえてクラシカルな雰囲気でシンプルな機械式腕時計の提案。
装着時にリューズと日付け調整が毎回毎回、面倒くさいですから、

思い切って調整式のカレンダー機能を盤面から無くしてみました。

心臓部はお馴染みのETA社製 2824 ムーブメントを組み込みです。
こうして少しずつデザインやら改良を積み重ねて行き

製品は色々な角度から少しずつでは御座いますが生まれ変わります。
時計メーカーも多く、ブランドも数多く存在しておりますから、
最近ではゴチャゴチャしたデザインが多過ぎて、
実はバランスの良いシンプルなデザインが非常に少ないのかも知れません。

カスタムモディファイの世界はクルマの製品だけでなくプロダクトデザイン。

既存の製品に少しだけ変更点を加えながら雰囲気を足しながら入れ替え、
そして大胆に基本骨格をさり気なく削ぎ落して行く手法。
完璧と呼ばれるような100%の完成品なんてのはこの世に何1つ、
存在していないのですからある意味自由に崩しの美学で逆の発想なのです。
アラビア数字が1〜12まで規則正しく揃った機械式腕時計は数少なくて美しいのです。
限られた狭い面積、丸い空間に数字が並ぶだけの極めてシンプルなデザインは、
基本構造は気に入る雰囲気の造形美と観た視のバランスの配置だけなのです。
でも狭く小さくシンプルな分、平面の世界は誤魔化しが効きませんから、
配置レイアウトバランスの距離や隙間や大きさの黄金律が少しでも崩れると、
エネルギーが発揮出来なくなる恐れも御座います。


加古 俊文








Auto Fashion Factory Yokohama Inc
2014年05月27日 火曜日
TCM プロトタイプの試作品を
太陽光の元で撮影してみました。
存在感やら空間圧縮率、
モノがモノとしてここに在る雰囲気。
まだまだ小さな改良点は御座いますが、
シンプルな機械式腕時計の魅力に歩み寄れそうです!




何も無い0のところから、
新しく突然に何かは生まれません。
今在るモノ、既に存在しているモノを、
局部的にもしくは部分的な意匠変更で、
多少カスタムさせるくらいなら、
それは比較的に簡単な方法なのです。
自分が惚れ込んだモノが、
スペシャライズドされて生まれ変わる!
まずは基本となるようなベースが存在していて、
そこから先が面白さの変化球なのです。

イタリアンデザインで
スイスメイドの時計メーカーTCM
この機械式腕時計は
コストパフォーマンスに優れた、
そのしっかりとした
造り込みの良さが最大の魅力でもあります。
心臓部はこれまた定評のある
ETA社のムーブメントを使用です。

製品のコンセプトは
ある意味費用対効果の高い
その製品に込められた
パフォーマンス性ではないでしょうか?
メーカー側の主張では
ローコストで高品質と唱い、
実際は品質もチープで
それなりでは本来の意味が御座いません。
またその逆で高い金額を出したからといって、
正比例して品質が優れている
という訳でも御座いません。
この費用対効果のバランスが
本質的な価値の根源なのかも知れません。

存在していないモデルを
全く新しくムーブメントケースを含めて、
新規で造り出すのは非常に面倒で
想像以上に手間が掛かります。
存在しているモデルをアレンジして、
新しい雰囲気でカスタムさせる事なら
ある意味可能なのです。

ということでオリジナルデザインといっても
100%全部の変更を意味するものではなく
一部の変更にしか過ぎません。
なんとなく気に入らない
場所を自分にとっての、
お気に入りの意匠に
ほんの少しだけ微妙に変更させるだけなのです。
それは色のトーンであったり
サイズの調整であったり、
本当に小さくて細かな局部の変更点を
繰り返して煮詰めて行くだけなのです。

組み合わせよる黄金比とか
全体のバランスを考えると、
対象物に対する出費金額と
自分にとってのデザインの限界値が視得て来ます。
コストパフォーマンスが高いと表現する場合は、
投資に対して製品のクオリティーが
比較的高い場合を意味します。
ど真ん中のストライクゾーン
という言葉の意味も、
実は許容範囲の絶対バランスと
いうものが静かに存在しております。

えええ?

この造り込みの良さでこの値段?
これこそがコストパフォーマンスに優れた製品に対する
最高の褒め言葉なので御座います!
デザイン的にも飽きずに格好良く、
そして造り込みが良いのは
当たり前なので御座います。
ある意味あたり前過ぎて
これらのメリットを
今更アピールする気にもなれません。

観た瞬間に気に入るか気に入らないか?
単純にはそれだけのコトで御座います。
生理的な反射神経で好きとか嫌いを瞬時に決める!
人間には本能で瞬時に見分ける
特別なる能力が備わっているのです。
それは時間にしたら
0,0001秒くらいのほんの短い瞬間に、
そう思考回路が先に答えを
決断されているのかも知れません。

好きはライク!
そして惚れ込むは
ラブなので御座います。
最初の好感度のライクから、
手に入れたその後からは
熱烈支持の熱狂ラブまで!
本当の美しさやデザイン力の高さは
最初に何となく
ライクかな?と気に入らせる事よりも、
手に入れ終わった直後から
使用を続けるプロセスにおいて、
永く愛され続ける大きな魅力と
パワーが無ければなりません。
そんなコトは言われなくても解っていますよ!
と口にする人が多いのですが、
実際に素晴らしきモノは手に入り辛く
非常に数も少なき稀な存在なのでご御座います!


加古 俊文












































































































































































































































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