2009年7月24日金曜日

RC-42を構成する部品単体から逆に1台が生まれる甦りのプロセス。





オリジナルでHWスペシャルパーツを新たに車両側へ組み込んで行くということは、
同時にそれはベースマシンに装着されていた既存のRC-42型純正パーツが
同じ量だけ入れ替わりとして取り外されるということを意味します。


製作を依頼しエンジンとフレームそしてフロントショック&リアショック
17インチのアルミが前後、これ以外の外装パーツはほぼ新しく生まれ変わる流れでした。

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眺めていても美しいCB750の赤黒の濃いカラーが特徴の純正タンク。
同じ流れで純正サイドカバーが2枚。
赤黒にゴールドラインのテールカウルが1枚。
赤いテールレンズ&リアフェンダーASSYが1セット。
クロームの新品純正4in2マフラーが1セット。
純正の新型アルミ鋳造ステップ類にこれまた純正のクロームハンドルバーが1本、
ヘッドライトASSYにウィンカーレンズが前後左右で4個、
奇麗な艶消し純正ローシート、タンデムバーが1本、
ダンロップ製の純正標準タイヤが前後でイボ付き2本。
そういえば黒いフロントフェンダーも1個ありました。

RC-42型の新車からCB750のカフェを制作する際に
納車組み付け時に取り外したホンダ純正新品のRC-42専用不要パーツでした。
勿体無いなぁ〜と外された美しいパーツを思い眺めていましたら、
部品からテレパシーのような信号が送られてきました。多分大きな妄想と錯覚ですが、
道を走らせたいという存在する部品の持つ本来のエネルギーです。


そこで自動車学校で使用されていたCB750-RC-42型の教習車の払い下げを
1台蘇生専用ベーススペアマシンとして追加にて用意しました。
ネズミ色の地味なモノトーンメタリックボディーだったこの1台の教習車が、
最新型新品パーツの移植にてリフレッシュされ
信じられないくらい見事に美しく生き返りました。
バイクの目に見える部分はエンジンとホイール、
黒いメインフレーム、ロングスイングアーム以外は新品です。
チェーンだけは装着状態で少し錆びていましたから、
新しくゴールドシールチェーンに1本まるごと交換しました。
それから教習車のエンジンヘッドから少しだけオイルが滲んでいましたから、
ここもガスケットの交換と序でにヘッド廻りを軽くオーバーホールさせました。

これだけで見事なまでに普通の教習車が一般市販車へと大変貌です。
CB-750は基本骨格が全く同じなので共通部品が
そのまま違和感なくスワップ出来ます。
部品から1台のスペアマシンが生まれたキッカケとはこうした流れが原因でした。



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