2018年12月12日水曜日

機械式腕時計としての目に観得ない垣根 正規輸入品と並行輸入品の違いを考える!その3












機械式腕時計としての目に観得ない垣根 
正規輸入品と並行輸入品の違いを考える!その3


単純明快に販売店としての簡単な悩みとは何か?

それは本当に売れるような魅力ある商材の確保が、
色々な意味で非常に難しいという問題が御座います!
これはどこの店舗でも抱えている悩みでもあります。

売れないような商材を、
強制的に取引条件維持という名目で、
半ば脅されながら仕方なく納入されたのでは、
正直 お店の経営者さまも含め、
売り場に立たされた担当者さまも本当に堪りません!

欲しい商品は限られていて数が用意出来ないという、
これまた歯痒いような慢性的なジレンマを抱えております!

また資本主義経済の悪しき習慣でしょうか?
お店のカテゴライズドが整理され納入本数に応じたランク分けで、
優先順位のヒエラルキー制度にも似た自由にオーダー出来る商材と、
そうでない注文する権利すら与えられない商材に分かれております!

弊社の場合は永年の商売経験において、
本当に欲しいと思えるような旬な商材が無いような不毛の時代には、
面倒臭いですが新しく本質的な魅力を個人的にも感じるような、
商品企画を独自で行い100本単位でオリジナル商材を作って来ました!
狭いマーケット理論だけでみれば自分達の販売する商品環境の確保、
それだけで考えれば、それはそれで需要と供給のバランスは、
適度に確保出来て来たのだと思われます!

それで毎年毎年オリジナル商品を開発させては、
継続的に安定して魅力ある商品供給の歯車を、
独自の接客販売方式の流れで廻して来ました!

奇跡的に全ての商品は、
運良くも数年以内に全部売れるのですが、
問題点は違う場所に間接的なデーターとして現れます!

これによる弊害は何個か御座いまして、
注文した責任が御座いますから当然ですが、
先に仕入れを起こさなくてはならない反面、 
毎年の決算書類に完全売却数字として反映されるまでの間は、
全てが売れて完売されるまでは、ある程度のタイミングで、
それなりの在庫を店舗で抱えるという流れの書面となります!

オリジナル商材も全部売れてから次に順次移行すれば、
決算書類は綺麗に仕上がりますが、
それでは市場のタイミングを微妙に逃します!
この絶妙なるタイミングや、
タイムリーな旬をどうしても手に入れたければ、
魅力的な商材が無くなる前に、
今度は、逆算して次のオリジナル商材を、
先に先にとある程度の旬な目玉として、
手掛けなくては丁度良い時期には間に合わなくなります!


これが小規模店が抱えている。
もしくは悩まされている財務上の弱みなので御座います!


それでは根本的な解決策はあるのか?
と尋ねられれば机上の理想論としてなら、
ある程度の解決理想論くらいは御座います!

信用与信枠の安定化!

ファイナンシャル部門が強化され分割払いによるクレジット部門を、
ある程度個別店舗だけで単独契約の範囲だけでカバーするのでは無く、
本部のような機能を持つ代理業務が存在してくれると本当に理想的です。

これは何故かと申しますと、
割賦販売方式を選択させる場合、クレジットカードとは違って、
店舗により信用枠が大きく変動しているのが現状なので御座います。
本来ならお客様の信用与信枠は、基本的に場所や店舗には関係無く、
スコアポイントも含め信用与信枠の数字が変らない筈なのですが、
正直 お店によっては、
与えられる、与信スコアポイントがまるで違って来るのです。

言葉には表現出来ないような不均等バラツキ現象が御座います!
極端な話しですが販売金額が全く同じ数字であってもその差は明らかです。
A店なら購入可能 B店なら不可、C店も不可という判定結果になります。

本来は顧客様毎に与えられる平等な信用枠の流れなのですが、
何故このような決定的な個人差が生じるのかは、
売り場の担当者でローンを担当される経験者さまなら、
誰もが知る矛盾した不平等格差の流れでも御座います!


魅力ある商材が確保出来る環境の構築!


数多くのブランドを取り扱っておりますと、
これまた魅力的な商材の確保は死活問題とまで発展します!
人気商品や魅力ある売れ筋商品が安定確保出来ずに、
何処にでもありそうなフツーのありきたりの、
旬から外れた商材ばかりでは、商売どころか流れすらも生まれません!

売れ筋を確保させる為に企業努力はモチロンあたり前ですが、
最近の異常とも思えるようなブランド暴走ルール条件に縛られてしまうと、
これまた売り上げどころか普通に仕入れるだけでも大変な労力なので御座います。


機械式腕時計としての目に観得ない垣根 
正規輸入品と並行輸入品の違いを考える!
はこうした疑問点を、根本的に改善出来たら 
と想う気持ちからこの文章は生まれました!

誰しもが心の中でそう感じているのですが、
その本心や気持ちは決し表現されずに、
気持ちを押し殺しながら日々ノルマ消化に、
明け暮れているのでは本来の楽しさなんてのは、
遠い世界へと吹っ飛んで行くのかも知れません!

無意味な商品確保と取引継続の脅しに踊らされ、
在庫過多に傾く危険性を考えれば、
都合の良いメーカー側だけの独自の取引ルール変更ではなく!
販売店側で考える新しい基準やグループを構築して、
問題解決に向う手段を探す時期に来ているのだとそう判断します!


Toshifumi  Kako   



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