2018年12月11日火曜日

機械式腕時計としての目に観得ない垣根 正規輸入品と並行輸入品の違いを考える!その2













機械式腕時計としての目に観得ない垣根 
正規輸入品と並行輸入品の違いを考える!


その2で御座います!


光と影



漠然とした思いでは御座いますが、
正規ルートからの輸入品と、
並行輸入ルート品の決定的な違いってなんだろう?

世界基準のワールドワイズギャランティーさえ、
無視される本当におかしな差別的な修理対応なんだと思います。

これは正しいとか間違いだとかの問題では御座いません。

正義のヒーローとしての存在感を、
引き立たせる為には反対側に位置する、
対極の存在がバランス的に求められます!

仮面ライダーとかウルトラマンは、
たとえそれが正義のヒーローであったとしても、
単独では存在出来ない立場なのかも知れません!

悪としての役割分担を創り上げてこその、
対比コントラストが大義名分における、
正義の最低条件なのかも知れません!

正規というネーミングには、
我こそは正真正銘の正義。
という意味が隠されているようにさえ感じます!

意図的に誇示されたこの正しいという漢字の反対側には、
当然ですが言葉や漢字にこそは表現されませんが、
「悪」のイメージとしてのレッテルが刷り込まれます!

本来ではないイレギュラー的な扱いや、
本筋とは微妙に違う もう一方の。
というニュアンスの含みなので御座います!


これは正しいとか間違いだとかの問題では御座いません。


製品の本国製造時にはモノは基本同じでも、
輸入ルートの違いによりその後は差別化され、
修理やアフターサービスの金額が
倍以上の開きが出てしまうような、
環境習慣システムの流れについてで御座います!

本来は製品が正しく本物であれば、
それはどこで入手されようが、
また何処の国で購入されようが、
製品の品質保証は権利として、
約束されていなければなりません!

あたり前ですが、如何なるブランド製品にも例外無く
偽物ではない限り製造された製品には品質保証が付属されます!
作った以上製造物責任法という名のものが存在して御座います。

本当に機械式腕時計が好きな方が、
出掛けた先の日本から離れた遠い海外旅行先で、
お気に入りのモデルを衝動的に購入したとしましょう!

その製品は、現地では本物であり、
またそのお店が地域における正規販売店であっても、
個人で海を超えればこれもある意味、
日本の正規輸入代理店の通常経路では御座いませんから、
本筋からは外れた並行扱いとされてしまいます!

世界基準の
ワールドワイズギャランティーも通用せず、
冷遇 差別 修理の際には、
割り増し料金のご案内を余儀なくされます。

海外では普通にあたり前な出来事も、
日本では異常な禁止御法度行為と見なされます。

ブランドの本質的な正規品扱いって縛りは何?

立場的に考えて、
正規品を普通に扱う流れから考えれば、
それなりの恩恵や当然サービス内容の割引としての、
金額的なメリットが断然ありそうにも思えますが、

実はこのルールも深く考えれば、
島国日本国内だけの輸入習慣から生まれた、
独自のアフターサービスの差別化なんだと思われます!

陸続きの大陸では考えられないような、
差別が存在していたのです!

正規ギャランティーとしての差別ルールは誰が決めたのか?

また製品を取り扱う企業や人間が作り出した、
独自都合による差別ルールで御座いますから変更も可能かと思われます。

ブランド輸入代理店が決めた、独自のルール改定、
ここ数年、正規品としての都合の良い暴走が始まりました。

最近はそれなりのブランドメーカー製品を扱うのには、
ブランドが勝手に決めた厳しい条件なんてのが設けられて御座います!

これがまた自分都合で優位的な立場を乱用した、
絶対的な掟にも似た強制暗黙の縛りやルールが強く存在しております!

誰も文句を言わない、
静かな業界だったからでしょうか?
独占禁止法のオンパレードが繰り広げられ、
人気商材を手に入れる為には、
仕方なくの欲しくもないような、
不人気商材との抱き合わせ販売も強いられます。

中途半端なお付き合いで無理な仕入れが嵩み、
潰れる店舗も出るくらいの勢いなので御座います!

都心ならイザ知らず、
地域路面店では決して考えられないような、
需要と供給のバランスから外れているような、
過剰な在庫展開。

とても担当者レベルでは売り切れないような、
信じられないくらいの在庫ストック量と膨大な展示。

代理店メーカー指導による納入依頼から始まり、
販売実績のノルマ指導による暗黙の、
お約束セルアウトの取引継続条件付けが御座います!

店舗全体の什器導入の高額な経費コストに、
販売面積の確保やらとあれやこれやと、
理不尽なる注文は本当にキリが御座いません!

理想的には確かにそれはそれで、
雰囲気も含めてブランドをアピールさせる相応しさは演出出来ますが、
取り扱い販売店様に対しての希望や出来たらのご提案展開などでは済まされず、
ご要望というよりは上から目線での暗黙の強制命令なので御座います!

本社製造メーカーサイドは本当にそんな事を、
マーケット環境に対して希望しているのか?

最近のブランドが指定される条件ルールには、
疑問に思う事があまりにも多過ぎます!

中間代理店や輸入取り次ぎ代理店の、
勝手な都合でルールは次第に捻じ曲げられて、
厳しさを含め現在に至るというのが、
正直なところなので御座います!

この矛盾の差別システムは企業が先に経費を掛け、
独自のサービスを構築させるところまでは正しいのですが、
差別は優位的な立場を創り上げた瞬間から、
巧妙に権利へと塗り替えられます!

そして権利を手に入れる為には、
ルールが生まれて行くのだと思われます。
都合の良いルールは利権に携わった人間達が、
作り出したもので御座いますから、
集団としての団体意識は個としての、
ルール破りを除外して排除させようと動きます。

目には見得ない差別的な、
お金の流れを深く追求して行きますと、
最終的には卸し側の損得勘定維持だけが残ります!

差別的な垣根を無くして本当の自由貿易を心掛けたいものです。
顧客様にとって自由な商品選択が出来る快適な時代では無くなりました。

もしもこの永年に渡り創り上げられた悪しき習慣をぶち壊し、
安心環境をまったく新しく作り出す事が出来るのであれば、
機械式腕時計市場はもっともっと活性化して行くものと考えられます!

意味の無いメーカー独自の、
管理体勢が商品本来の魅力すらも揺るがし、
最終的には本気で欲しいと思えるような、
本来の魅力ある商品すらも開発させずに、
不良在庫や不人気商材で無理強いしているのであれば、
付き合い切れないどころか、こちらから願い下げで御座います。
利権意識だけでルール管理の暴走が始まれば、
販売店は疲弊して行くばかりなので御座います。




簡単なご説明。


海外ブランド品を
輸入するときのそれぞれの違い

海外ブランドの商品を
我々が手にするためには、
なんらかの流通経路を利用して
日本に輸入してこなければなりません。

同じ商品であっても、
その流通経路によって
取り扱いが大きく変わってくるので御座います。

その違いによって並行輸入品と呼ばれたり、
正規輸入品と呼ばれたりもします。

それぞれの意味を確認しておきましょう。

まずは 正規輸入商品

これは言うまでもなく
というところかもしれませんが、
海外ブランドの正規日本代理店が輸入し、
国内に流通させる流れで御座います。

海外メーカー

日本の正規代理店

日本の小売店・販売店

消費者





そして並行輸入商品

並行輸入についてですが、
こちらは日本の正規代理店を通らない
独自の経路になります。

海外のブランド製造メーカー

海外の小売店・販売店

メーカーと直接関係が無い第三者が購入して輸入
もしくは並行専門の輸入業者が仕入れをする場合。

日本の小売店・販売店(もしくは直接消費者へ販売)

消費者

このようにルート仕入れ経路の違いが御座います。

海外で売られている商品を、
メーカーの正規ルートとは関係ない
第三者もしくは専門業者が買い付けて、
そのまま日本に流通させている場合も御座います!

並行輸入品というのは、
本来は本物であるはずなのです。
流通経路が違うだけで、商品そのものは
メーカーの正規品なので御座います。

ここにブランドイメージの入れ替え操作が、
巧妙に刷り込まれて行くので御座います!

並行品は不安で永い時間において維持させて行くには、
それなりのリスクがあるという、
漠然としたイメージ操作なので御座います。

そして正規品は安心安全で、
それ以外の並行品は不安である!
という先入観の植え付け操作なので御座います。

本当にそうなのでしょうか?





続く


Toshifumi  Kako  




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